夏場は注意!さわるとキケン!!やけど虫

やけど虫】ってご存知ですか?6~8月にかけて活動的になる強い毒を持つ虫なんです。Screenshot_2016-07-01-09-58-33 「いやぁ~!虫嫌い!!見たくない!」って、方も多いとは思いますが、外でいっぱい遊ぶ子どもが居る保護者は知っといた方がいい虫なんです。「やけど虫」は、コウチュウ目ハネカクシ科アオバアリガタハネカクシの俗称。この虫が持つ毒が皮膚に付着すると、やけどような炎症を起こすことから「やけど虫」と呼ばれています。

 

この虫は、体長6~7mm程の小さな虫なんですが、全国に分布し水田の周り、池や沼、川岸など湿潤な場所に多く生息します。

人に向かってくる虫ではないのですが、体に止まった虫を手で払いのけた時にその体液が皮膚に付着し、炎症を起こすことがあります。「やけど虫」が体内に持っている「ペデリン」という物質が有毒で非常に危険です。

皮膚に付着して2時間ほどで赤く腫れ、やけどのように水泡が生じます。皮膚の薄い部分などは症状が激しく出るみたいです。また、毒が目に入ると激しい痛みがあり、結膜炎・角膜炎などを起こす可能性があります。ひどい場合、失明に至る事もあるそうです。16-07-01-10-11-32-263_deco 対処法としては、湿潤な草地を好む「やけど虫」ですが、室内に侵入してくる可能性もあります。光に誘われてやってくるので、夜は窓や網戸などを閉めて侵入を防ぎます。虫よけ剤を散布するのも効果的です。

もし室内で見つけた時には、素手で触らないように注意して取り除くか、(空のペットボトルで、ペットボトルの口を虫に被せて、ペットボトル内に入れるやり方は有効だと思います。)

市販の殺虫剤で駆除します。死骸にも毒素があるので、触れないように気を付けて下さい。

万が一、触ったり体液が付着した場合は水で毒を洗い流して冷やして早めに皮膚科を受診して下さい!

また、専門的に指示をもらいたい時は日本中毒情報センター(24時間対応)に問い合わせると的確な指示がもらえると思います!

日本中毒情報センター

http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf

注目記事