どのように暮らすのか、どのように住まうのか。一見質素なのに、豊かな暮らし方を教えてくれる雑誌「チルチンびと」
「チルチンびと」をご存知ですか?建築雑誌なのですが、「自然素材」や「地球環境への配慮」を大切にする家づくりを紹介し、そこに住まう生き方も提案する雑誌です。
家を建てるときに、素材にこだわるのは当然で、それよりも「自分と家族が望む生活が送れる家かどうか」を重視する人が増えてきているそうです。住まいは、ただ雨風をしのぎ、寝食をする場所ではなく、「自分の暮らしや生き方を表現するもの」だと考える人に、住まい手の生き方を映し出している家を紹介し、そこに住み続けていくための知恵と工夫を提案する「チルチンびと」。「どの家を買おうか」ではなく「何のために家を建てるのか」を考えさせてくれる雑誌です。丁寧に建てられた家で、丁寧に生活を営むことが、本当の豊かな暮らしかもしれませんね。
2017年3月11日発売の「チルチンびと」91号の特集は「金沢」。イベントプロデューサー、農家、陶芸家、芸妓など金沢に生きる12人の女性たちを通して、古さと新しさが同居する金沢のまちを紹介しています。「ベニシアさんの四季の庭」のベニシアさんの旦那さん、梶山正さんの連載「京都大原の里山に暮らし始めて」も読めます。
住まいと暮らしの生活情報サイト「チルチンびと広場」は、地域に根ざす人たちの自由なコミュニケーションサイトです。地域ごとに暮らしと住まいに関する情報(カフェ、レストラン、宿、食品、ギャラリー、教室、工務店、住宅、コラム)などが掲載されています。滋賀県の暮らしと住まいの情報もあります。
滋賀県では、安土建築工房が「チルチンびと」提唱の国産の無垢材と自然素材でつくる安心・安全な住まいづくりを通して、地域循環型社会に貢献する工務店の組織『地域主義工務店の会』の会員です。安土建築工房は、「チルチンびと」の提唱する木材はすべて国産材を使用、住む人と職人の健康を害さない建材を用いているなどの条件を満たした住まいづくりをしている工務店です。チルチンびと広場でも安土建築工房が紹介されています。
どのように暮らすのか、どのように住まうのか、どのように生きるのか、どのように子育てするのか、「チルチンびと」を通してゆっくり考えてみませんか?
■ぬくもりのある木の住まい