医療を受けるのは障害を持った子どもだけではありません。健康な子どもでも入院や通院を必要とすることがあります。そんな時、スムーズに洋服を脱いで治療箇所を医師に見せることができたら･･･。

医療処置や医療ケアがしやすくカンタンに着せられて、ラクに着られる洋服はないの？ もっとカンタンにかわいい洋服をきせられないか。そして、市販の子ども服にあるカラフルでおしゃれで見ていて楽しくなる洋服がどうして介護の現場にはないのか。

「どんな子でも楽に着れる、かわいい子ども服を作りたい」という想いから、ブランド『Palette ibu.（パレット イブ）』が誕生しました。

代表の奥井さんは重度の障害を持った息子さんがいる二児のママ。Palette ibu.が提供するのは「病気＋子ども＋服＝病児服」。洋服でできるバリアフリーを。医療を受けていてもかわいくてかっこいい服を着せてあげたい。多くの方に洋服で笑顔を届けたい。病児服​はそんな奥井さんたちの想いが詰め込まれています。

Palette ibu.の服はデザイン性の高さもポイントですが、着せやすさが一番の重要項目。おでかけが楽しくなるモードラインのドレスはショルダーとサイドが目立たないマジックテープで閉じられており、フルオープンにすると平面になります。寝ころんだまま、袖を通さなくても着られるので、お着替えのたびに点滴を外さなくて済み、脱臼のリスクも軽減されます。

ベーシックラインのロンパースももちろんショルダーや腹部でフルオープンできます。バイカラーがおしゃれで、カラーバリエーションも豊富なのがうれしいですね。

フォーマルラインのチュールドレスはまるでお姫様のよう。こちらももちろん同じ工夫がされています。

どんなときにも、子どもやママには笑顔でいて欲しい。素敵な洋服は笑顔の魔法をかけてくれるアイテムだと思います。Palette ibu.の洋服はホームページやインスタグラムなどで見ることができます。これからもPalette ibu.や奥井さんの活動が全国に広がればいいですね。

*写真提供：三島史子

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Palette ibu.（パレット イブ）

HP　http://www.paleibu.com/

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