親子で「体幹運動」おうちあそびをしよう♪
おうちにいる時間を有意義に!子どもは毎日の刺激の中で成長していきます。
子どもの運動機能発達の促し方などの講座を開催している尾崎さんに、おうちで簡単にできる運動遊びを教えてもらいました!
「踏ん張る力」「バランス力」「腕の力」を身に着けて、転びにくい体と、とっさに手が出て上手に転べる体になりましょう。毎日ひとつでも親子で楽しめる経験をして、夜はぐっすり眠ってくれる生活リズムを作り、おうち時間を楽しく乗り切りましょう。
★☆★ 一番大切なのは、親子で楽しむこと ★☆★
【タオルギャザー】
1.タオルを広げて床に置き、タオルの上に片足(素足)を乗せる
2.足の指を大きく広げ、タオルを掴む
3.自分の方にたぐり寄せるように足指を動かす
(ポイント)
親指だけを使うのではなく、小指まで意識し全体的に使う
※難しければ、三角座りや椅子に座ってもOK!
★効果:足裏を鍛える
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【手押し車】
1.子どもの両足首を持ち上げる
2.子どものペースに合わせゆっくり進む
(ポイント)
体が反ってしまう場合は、膝をもってあげよう
★効果:体幹・バランス感覚・腕の力などを鍛える
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【タオルでブラブラ】
1.大人が持ったタオルに子どもがぶら下がる
2.大人がゆっくりと、もちあげる(足先がつく高さから挑戦してみてね)
♪出来そうならタオルを手でつかみながら、パパの体をよじ登ってみて
(ポイント)
ぶら下がりにくそうなら、タオルを輪っかのようにして持ってあげてもいいし
綱引きあそびでもOK
パパの腕に直接ぶら下がってもいいですよ。
(注意 )
いきなり高く持ち上げると、お子さんの手が滑って落ちてしまうことがあります。 まずは足先がつくくらいで 「出来た」という達成感を味合わせてあげましょう。 いきなり成功させようと思わず、少しずつチャレンジしていってくださいね。
★効果:腕の力・握力・脚力、バランス力を鍛える
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☆まとめ☆
赤ちゃんが歩き出すようになってから身に付けたいことは自分の体を使いこなせる動き。
いろんな動きを体験する事によって、体の上手な使い方を学び、自分が思うように体を動かせるようになり、転びそうになった時に咄嗟に手を地面についたり、バランスを立て直したりする力が自然と身に付けていきます。
子どもの運動発達にとって大切なのは、できるだけ沢山の運動を経験すること。
子どもは遊びで育ちます。
遊びの中で、変化のある動きをたくさん経験させてあげましょう。
子どもは「楽しい」「楽しそう」「やってみたい」とい好奇心や探究心が原動力となり、いろんなことを学んでいきます。
無理にさせず、「おもしろいこと考えた!一緒にやってみる?」と誘ってみましょう!
正しいことを教えるのではなく、「親子で楽しみながら、運動量を増やすこと」を大切に考えて取り組んでみてはいかがでしょうか。
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[解説]
『足裏を鍛える効果』
足の裏や指を刺激し、鍛えることで足裏と指でしっかりと踏ん張ることができ、「姿勢が良くなる・バランス力の向上・敏しょう性の向上・転倒しにくくなる 」などの効果が得られます。
足裏を刺激するには、普段から裸足で過ごすことも効果的です。
『体幹を鍛える効果』
・姿勢がよくなる(正しい姿勢をキープできる)
・正しい体の使い方をすることで、疲れにくく怪我しにくくなる
・集中力が高まる
・運動能力が高まる
・免疫力が高まる
・自律神経の安定
・新陳代謝が活発になる など
体幹を鍛えることで「走る」「跳ぶ」「泳ぐ」などの運動能力も高める効果もある。
(子どもは体幹が弱いことでバランスを崩したり、転んだ際に上手く手をついたりすることができず、怪我や転倒が多くなります)
『腕力を鍛える効果』
ぶらさがる力は幼児期から身に付けたい力
腕の力をつける事で転倒時に手が前に出るようになる。
しっかりと手の平を広げ床につける経験(はいはい・手押し車など)を沢山していることで、
転倒しそうになった時に反射的に手が前に出て、しっかりと地面や床に手をつけることができる。
そして、腕の力がついていることにより腕や手でしっかりと体を支えることができます。
(この動作ができないと、顔面から転倒して顔を怪我したり、体が支えきれなくて腕や手首を骨折・捻挫などという大きなケガに繋がる可能性が増えてきます)
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