「京都市市民防災センター」の体験ツアーに参加してみた!無料体験施設で災害時に不可欠な防災知識を家族で学ぼう!
京都市南区にある『京都市市民防災センター』。
いろいろな体験を通じて、防災意識を高められる施設です。
現在、新型コロナウイルス感染予防のため「三つの密」を回避しつつ営業されているということで、家族で訪れてきました!
京都市市民防災センターは、阪神大震災のあった年、1995年にオープンした施設で、災害時に不可欠な防災知識や災害時の行動を『見る/聴く/触れる/感じる』ことで学ぶことができます。
現在は、「完全予約制」での利用となり、インストラクター案内の「体験ツアー」のみが行われています。
まずは、オリエンテーションからスタート。2時間程度、トイレや飲食ができないのでご注意ください。
オリエンテーションを終えると、一つ目の体験【映像体験】です。
京都の地震をはじめとした各種災害の歴史や恐ろしさ等についての紹介動画を鑑賞します。(約20分)
続いて【地震体験コーナー】へ。
現在、実際に入室することはできませんが、震度7の揺れを、地震体験室の外側から見ることができます。
想像以上の揺れに、子どもたちもびっくり。
地震が起きたら、まずどのように行動すれば良いのか、あらためて考えさせられる体験でした。
続いて、3Fに上がり【土砂災害コーナー】へ。
バーチャルリアリティで、土砂災害の映像を鑑賞。
昨今増えている、大雨による土砂災害について学ぶことができました。
続いて、【都市型水害体験コーナー】へ。
「4Dシアター 迫りくる地下街の恐怖」により、これまでに無かったような都市型災害を体験できます。
ステージの壁面、床面、階段全てがスクリーンになっていて、地上から押し寄せる雨水で地下街が浸水していく様子がすごくリアル!
また、こちらではドアの水圧体験もできます。
水深30cmに設定した非常扉は、子どもの力では全く開きません。私と一緒に押しても動きませんでした。
たった30cmの水でこんなに圧がかかるとはびっくりです。
3Fには、京都市消防局航空隊の「ひえい号」が展示されていました。
もともとはキッズ用の体験や遊びができる場所もありますが、現在は使用することができませんでした。
体験ツアーの最後は【消火体験コーナー】。
スクリーンで映像を見たり、インストラクターさんのお話を聞いたあと、実際に消火器を使って消火体験させていただきました。
消火器の体験は小学4年生から可能です。
いざという時のために、消火器を実際に使用することができて勉強になりました。
コロナ禍ということで、利用に制限はありましたが、防災についてとても考えさせられる良い機会となりました。
災害の映像は、生々しく、低学年の子どもたちは「少し怖い」と言っていましたが、怖さを知ることで災害について真剣に考える良い機会になったかと思います。
また、防災については、小学校でも学ぶ機会はありますが、家族で体験することにより、家庭での防災、避難場所、いざという時のことについて話し合い、共有できたのがすごく良かったと思います!
京都市市民防災センターの体験ツアーは、利用日の前日までに電話による予約が必要です。
9月1日は防災の日。ぜひ京都市市民防災センターへ足を運んでみてくださいね。
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◆京都市市民防災センター
住所:京都市南区西九条菅田町7(国道1号線十条上ル東側)
TEL:075-662-1849
料金:無料
駐車場:あり
※利用の際は、マスク着用、手洗い、手指消毒、検温等にご協力ください。